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Live to tell 68


プールサイドにジュンピョは立っていた。
俺はジュンピョの顔を見ず横に立つ。
「ジフ…」
「話せよ…」
「お前は俺にとっては兄弟だ。過去においても…これからも…」
「……」
「時々考えた。お前がいなかったら俺はどうなるか…」

「まさか…俺に助けてくれなんて言わないよな」
ジュンピョが真っ直ぐ俺に向き直り
「俺を殴ってくれ」
「何?」
「本気だ。お前に殴って欲しい」
「ジュンピョ」
覚悟を決めたジュンピョの表情を見て、俺はジュンピョを殴った。
倒れたジュンピョは口元を拭いながら起き上がると、そこに座ったままで
「ジャンディは…手放せない。傷つけてばかりだから…お前に譲ろうとも考えた。もし誰かに渡すなら…絶対にお前しかいない。ジフ以外には渡せない、そう思った」
「ク・ジュンピョ」
「でもダメだった」

ああ、解っていたさ、最初から…今も。
おまえがジャンディを想っていることも、ジャンディがお前を想っていることも…
だから俺は彼女を見守って、彼女の笑顔を守ることを選んだんだ…
おまえがジャンディを守らなくてどうする?お前が強くならなくてどうする?
おまえが道を切り開くしかないんだ。俺は助けてやることはできない。
もっと早く気付けよ…彼女を傷つける前に…
彼女が求めているのはおまえなんだから…


夜が明け、とうとう結婚式当日を迎えた。
俺達3人はスーツに着替えた俺達3人はジュンピョの部屋で時間を待っていた。

「ジュンピョ、時間だぞ。もう行こう」
ウビンの声にジュンピョがドアを開けて現れる。その表情は硬い。
「ウビン…」
「ん…?」ウビンがジュンピョを見上げる。
「頼みがある…」
「何だ?」
「腕を折ってくれ」
「何?」
「ジュンピョ?」思いがけない言葉にイジョンが驚きの声を発し、俺もジュンピョを見る。
「時間がない。お前なら1発でできる」
「本気か?」
確認するウビンに対しジュンピョはあくまでも真剣そのものだった。
沈痛な面持ちでウビンがジュンピョの腕を掴み、ふうっと溜息を吐いた。
と、その時、
「何の真似?」声が響く。

それは部屋に入って来たジャンディの声だった。
ジュンピョを睨み据えながらジャンディが1歩また1歩ジュンピョへと近づく。

ジュンピョは立ち上がり一瞬顔を逸らして一つ息を吐くと、ジャンディに向き直った。
「お前は出てろ」
だがジャンディは引かない。
「思いついたのはその程度?いっそ結婚した方がマシよ。卑怯よ、正面からぶつからないで逃げるなんて。今逃げてもまた繰り返す」
ジュンピョが彼女の前に立ち肩を掴む。
「じゃあ止めろよ…俺を止めろよ」

それまで真っ直ぐジュンピョを見ていた彼女が、その言葉で視線を逸らした。




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