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Live to tell 63


「どうしてここに…?」

ウビンの声にジュンピョの母親が口を開く。
「あなた達に会うなんて、自分の目を疑うわ」

皮肉を込めて俺は言ってみる。
「ジュンピョはここにいませんよ」
「息子の行動ぐらい知っているわ」

彼女は次々とジャンディに侮蔑の言葉を吐きかける。

「男を誘惑することには何より長けているのね」
ジュンピョの母親の聞き捨てならないその言葉にイジョンとウビンが声を上げた。
「カン会長」
「違います」

だが二人の声などまるで意に介していない鉄の女。
「誤解されて悔しいなら弁解してみなさい」
「弁解が必要なことなど私はしてません」

侮辱されても自分を卑下することなく彼女は凛として対峙している。
そんなジャンディに苛立ったジュンピョの母親が声を荒げる。
「隣の家で誰が何をしていたか言って欲しい?婚約者のいる男を隣に住まわせおいて、何ですって?何も悪くないと?」

ジャンディが溜息を一つ。
「私は本当に知りません。ジュンピョが勝手に…」
「あなたみたいな子は決まってそう言うわ。“相手が勝手にしたことよ”ってね。
だから今度は私からお願いするわ。息子が来ても無視してちょうだい。“もう会わない”と。
あなたの言う通り息子とあなたはもう何の関係もないのだから…
信じていいわね?あなたのそのプライドを」

鉄の女の最後の言葉はジャンディではなく俺達に向けられた。
「これだから、あなた達との付き合いを反対したのよ。いい加減家の事を考えなさい」

部下を引き連れ帰って行く彼女を見送り、最初にウビンが口を開いた。
「ジャンディ、ジュンピョの母親の言った事は気にするな。ああいう人なんだ、俺達にだって」


ウビンの言わんとすることは理解できる。俺達はどう思われようとかまわなかった。
だが俺たちがここにいたことでジャンディが誤解された事が何よりも悔しかった。
ジャンディはそんな子じゃないことは誰よりも解っていたから…


ジャンディとガンサンを応援しようと俺達は“引っ越し祝い”と称し、屋根部屋のリフォームをした。ジャンディの親友も交えて。
高価な物や理由の無い援助は受け取らないジャンディの性格を考えての事だった。
全員で和気あいあいと進める作業は思いのほか楽しく心地よくて、全てが終わって全員で食卓を囲む頃には何とも言えない充足感に包まれていた。

疲れたのだろう、ジャンディの弟が壁にもたれたまま眠ってしまった。
俺は布団箪笥から出した布団を敷き、ガンサンを抱き上げて寝かせてやる。
その間に“真実ゲーム”をしようと言う話になっていた。

最初は和やかだったゲームが俺とジュンピョの質問で微妙な空気になってしまった。
次はジャンディの番となってその空気を彼女が変えた。
指名されたウビンが不意を突かれ「俺?」と驚いた顔をする。

「もしもF4が女性だったら誰と結婚したいですか?」

イジョンが吹き出しそうになりワインにむせ、質問されたウビンも俺も苦笑いだ。
“すごく聞きたい”とジャンディの友人も大乗り気だ。

飲んでいた酒のグラスをダンッとテーブルに置くと、ウビンはいたって大真面目に答えた。

「あり得ない!こいつらは絶対イヤだね!“わがまま”“四次元”“カサノバ”こんな奴らと一生一緒に暮らすなら、いっそ修道院に行くね」

言い終わった瞬間、三方から冷ややかな視線を浴びせられ状況を悟ったウビンがジリジリと後ずさる。
結局俺達3人に羽交い絞めされ喚くウビンに女性陣が笑顔になっていた。



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