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Live to tell 51


待ち合わせ場所に佇むジャンディに声を掛け近づく俺達の様子に
「ジュンピョは…?何かあったの…?」

本当に他人の気持ちには人一倍聡いよな、ジャンディは。
イジョンはジュンピョに対する怒りが未だ治まらず不機嫌な表情のまま。一方のウビンはジュンピョを取り巻く環境の激変を理由に庇っている。
俺はというと、黙ったまま無表情を貫いていた。

「…会いたくないって…?」

ジャンディの漏らした言葉にイジョンもウビンも驚きを隠さない。
「おまえ…」「分かっていたのか…?」
コクリと頷き、
「そんなに心配しないで下さい…どんな言葉でも直接聞くために来たんだもの…」

無理やり笑顔を作ってそんな事を言う君を見て、俺の心がどれだけ締め付けられていたと思う?

ウビンが気分を変えようとかくれんぼを提案した。昼間購入したベネチアン・マスクを着けて人気の無くなった真夜中のテーマパークでかくれんぼ。
パーク内のヴィジョンに映るジュンピョの姿にマスクの下で涙を流し肩を震わせるジャンディ。
強がっている事なんて解り切っていた。だから放っておけなかった。
俺は彼女を後ろから抱きしめていた。俺が傍に付いていると知って欲しくて…


その夜、俺はジュンピョを呼び出した。

「友達として頼む。一度だけ会ってやってくれ」
「なんで俺が?」
「友達として頼んでるんだ」
「なんでお前が頼むんだ」

「…今、俺に出来る事は…これしかないから…」


そう、今の俺に出来る事はこれぐらいしかなかった。
それとジュンピョの本心を知りたかった。
俺がアイツにやる最後のチャンス。
お前が本当に彼女を手放すなら…俺は…


明け方、ジャンディを起し、ジュンピョとの約束の場所へと誘う。
彼女にジュンピョが待つ場所を示し、俺はその場を後にした。


二人の間に躱された会話がどんなものだったか、俺は知らない。
けれどジャンディの姿を見た瞬間、結果は明らかだった。
項垂れてぽつんとベンチに座る君を笑顔にしたかった。

俺は彼女を一日中連れ回しジュンピョの事を考えさせないようにした。
こんな時なのに君が笑顔を見せてくれるだけで俺は心が弾んで嬉しかった。
途中立ち寄ったブランドショップで靴に見入るジャンディ。気に入ったのかな?
サーカスにも連れて行った。

ホテルに帰るとイジョンとウビンは用ができて先に帰ったと伝言があった。
どうする?と彼女に訊ねると、もう帰らなきゃと言う。
二人で翌日帰国を決めた。



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