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Live to tell 50


ジャンディの肩が二度と泳げないダメージを受けていたことを知ったウビンもイジョンもショックを隠せなかった。

ジャンディの前では明るく振舞っていたが、彼らなりに思うところもあったと思う。
帰って来ないジュンピョを訪ねて行くと決心したジャンディを俺たちは応援した。

そしてマカオへ出発する日、ジャンディは俺を訪ねてきて空港までの見送りを断りこう言った。

「マカオに行く前に話したくて…今日を逃したら言えそうにないから。先輩に会えて本当に良かった…行ってきます」


全てが夢のように無かったことになってしまいそうだと寂しげに笑うジャンディ。

「夢じゃない。夢なら苦しまない」
俺は思わず否定していた。そして言うつもりもなかった真実を話していた。

「君を送った後…何も手に着かなくて…気付いたら来ていた」

ホテルの部屋のフィックスガラスの外を見たまま
「だから…夢じゃないよ。今君は…俺の前にいるから…」

*

ジュンピョの本心を確かめたかった。
チョン室長の計らいで殺人的なスケジュールに忙殺されるジュンピョと会うことが出来た。

「よう」「元気か?」「久しぶり」
俺達の声に「来たのか?」と答えるジュンピョ。

「神話グループの後継者にはこっちから出向かないと会えないだろ?」
にこやかに語りかけるイジョンにニコリともせず「嬉しいぜ」と答えるジュンピョ。

俺の口を吐いて思わず本音が出る。

「本心か?そうは見えない」

気遣いのウビンが「どうした?久しぶりに会ったのに…」
空気を換えようとイジョンが告げた。

「ジャンディも一緒に来てる。いや、彼女が先だった。まだ会ってないだろ?」
「なんで俺が合わなきゃならない?」

その言葉に俺は黙ってジュンピョを睨んでいた。

「何だと…?」イジョンの顏から笑顔が消えた。
「もう俺とあいつは関係ない」
「ク・ジュンピョ。わざと一度も彼女に連絡しなかったのか?」
「そんなことに気を回す暇もなかったしな」

「そんなこと?」思わず俺の口から洩れた言葉…

ウビンでさえも顔色を変えた。「本心か?」

ジュンピョは表情一つ変えず俺達に言い放った。

「そんな話をしに来たのか?」

真っ先にイジョンがキレた。

「それでも男か!」
「なんだよ…お前らだって女と遊んでるだろ?同じだよ」
「お前みたいなやり方はしない!」

ジュンピョに掴みかかろうとするイジョンをウビンが止める。

「放せ!最後まで責任を取るのが男だと、おまえは俺達に言ったよな?」
「信じてたのか?まさかお前ら、俺とあいつが最後まで行けるとでも思ってたわけじゃないだろ?」
「っ…この野郎!!」

ウビンを振り切りイジョンがジュンピョの襟足を掴んだ。

「クム・ジャンディは泳げなくなったんだぞ!!」
叫び終わるが早いか、イジョンの拳がジュンピョの顔に入る。

落ち着け、とウビンがイジョンを宥めるが、イジョンの気持ちは収まる気配はない。
「落ち着いてなどいられるかっ!!」

「最初から解ってたはずだろ?デカい口叩きやがって卑怯な男だ!!」
「何だ、てめぇら…あの女の騎士にでもなったか?」

蔑んだようなジュンピョの冷ややかな声にさすがのウビンも目を見張る。

「ジュンピョ…」
「大人しく遊んでろ。あの女の話をする気ならとっとと帰れ」

悲しげなウビンの声が響く。「おまえ、変わったな…」

「70万…」
ボソリと聞こえてきたジュンピョの声。
「神話の名の下…俺の肩にのしかかってる…社員と家族の数だ…70万人を背負って見ろ。変わって当然だ…」

それだけ言い残してジュンピョは去って行った。



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