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生きていく意味 ―アゲハ…その舞い降りる先に― 62


あきらが宥めるように自分たちの方に来るようチョイチョイと総二郎に手を振る。

ったく、とぶつぶつ言いながら男性陣の座る方へと総二郎が移動した。
コソッとあきらが女性陣に聞こえない程の声を出す。
「総二郎、あきらめろ。結婚なんてのは“かかあ天下”の方が夫婦円満でうまく行くもんなんだ」
「何だよそれ。あきら、おまえん所の話かよ」
「いや、言えてるぜ。へたに逆らわねぇ方がいい。だいたい俺ん家の場合、滋がババァのお気に入りだからな…」
「ぐだぐだ言わず、Lady Firstと考えれば?」

イヤそうな顔をする総二郎。
「早まったかな?おまえらは結婚してどう思ってんの?」
「昔は“墓場”って思ってたけど、悪くないぜ」とあきら。
「ま、それなりに面白ぇぜ」と司。
「つくしが居なきゃ俺、生きてる意味ない」

「類はちょっと別格だが、これが俗にいう幸せってのかなって思うことが結構あるぜ」
あきらの言葉に珍しく司もうんうんと同調する。


一方…

「ところでつくしー、赤ちゃんは順調?」
自分の事のように嬉しそうに訊ねる滋。
「うん。順調だよー。類が過保護なのは困っちゃうけどねー」
「過保護なんですの?」
「そう。二言目には“休職したら?”って。他にも“重いものは持っちゃダメ”とか“転ぶな”とか…」
「クスクス、花沢さんつくしの事が本当に心配なんだね」

「滋ちゃんも頑ぱったんだけど、結局つくしのとこと同級生の子供は今回無理だったなー。司が忙しすぎるんだよねー。“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”って言うけど、その“数”を熟せなかったんだもん」
「あら滋さん。“数”より“質”じゃありませんの?」

二人の会話につくしと優紀いが顔を赤くするが、相変わらずお構いなしの二人。

「じゃあ、桜子はどうなのよ」
「ご心配なく。もちろん充分濃密な時間を過ごしておりますわ」
「とにかく滋ちゃんはまだ諦めてないからねー!つくしの2人目の子供と同級生を目指すんだから!!」

鼻息も荒く宣言する滋に苦笑しながら
「まぁ…その…ねっ?滋さん?授かりものだから…ねえ…」
さり気に同意を求めるつくしだったが、それがかえって滋を刺激してしまった。
突然、珍しく滋が声を落として質問する。

「つくし…なんか秘訣でもあるの…?類君とはどのくらいのペースでやってたの?毎晩?何回ぐらい?」
「あっ、それわたくしもお聞きしてみたいですわ」
顔を真っ赤にしてつくしが「なんてことを聞くのよ!」と小声で叱咤するが、全く動じる気配はない。
声を顰めたままで滋が「教えてよー」としつこく訊ねる。
「毎日?」
「類の出張だってあるし、あたしだって夜勤があるし…それに生理だって…」
「じゃあそれ以外は毎日なんだ!で、回数は?」
「か、回数って…2回?3回?わ、わかんないよ。あたし時々気を失っちゃうし…朝方になってる時もあったし…」
あまりにも迫力ある追求に普段であれば答えることなどあり得ない質問にも気圧されて、真っ赤になりながらしどろもどろに答えてしまっていた。
「類君…すごい…淡泊そうに見えてすごいんだねー。司なんて2回が限界だよー」
「えっ…えっ…そうなの?」

やっぱりそのくらいヤラなきゃダメなんだ、と女性陣の中で結論づけられたのだった。



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