まーこの二次小説ファイル
花より男子・その他の二次小説

プロフィール

まーこ

Author:まーこ
花より男子《日本版:類つく、韓国版:ジフとジャンディ》や韓国ドラマの二次小説を書いています💕



最新記事



最新コメント



月別アーカイブ



カテゴリ



二次サイト リンク

♣二次サイト リンク集♣
(サイトマスター様50音順)
 
★日本版『花より男子』二次サイト★
 
♪全CPあり♪
 
 
 
♪類つく♪
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
♪類つく&総つく♪
 
 
★韓国版『花より男子』二次サイト★
 
♪ジフとジャンディ♪
 
 
 
 
 
 
 
★『シンイ-信義-』二次サイト★
 
 
★おまけ★
 
★当ブログのバナー★

『まーこの二次小説ファイル』
 
★別館ブログのバナー★

『蓮花の縁』



検索フォーム



RSSリンクの表示



QRコード

QR



FC2カウンター



『電話線』



午後8時過ぎ。
待っていたスマホの着信音が鳴る。

胸の鼓動が聞こえてしまわないように…そう思いながら画面をタップする。

「はい。類?」
<うん、俺>

愛しい人の声が聞こえてきてドクンドクンと胸は大きく拍動する。

「お疲れ様。お昼は?もう食べた?」
<ううん、まだ。先につくしの声が聞きたかったから>

この人はどうして自分の欲しい言葉が分かるんだろう?

「…う、嬉しいけど…ちゃんと食事してね?類の身体が心配だもん」
<うん、解ってる。でもつくしの手料理が食べたいな…>
「帰って来たら類の好きなもの作るから…」
<楽しみにしてるね>

「ふふっ」
<どうしたの?>
「今の時代でよかったなぁって思って」
<どういうこと…?>

電話の向こうの愛しい人が不思議そうに訊ねる。

「だってフランスと日本でもこうして電話で話せるし、LINEもあるし…」
<俺は電話だけじゃ足りないよ。つくしに会って、直接触れられる距離にいたい>

ドクン―

「で、でもあたしは声と一緒に気持ちも類の傍へ届けてるつもりだよ?
類、“電話線”って歌知らない?古い歌だけど。今は携帯やスマホが多いけど、電話は電話でしょ?あの歌詞がすっごく好きなの。類と電話で話すとき、あたしの声があんな風に地球上を駆け巡って類の耳に届いてるんだって思うと、あたしの“類が好き”って気持ちが世界中に広がって類を包んでくれる気がするの…」

<そう…?でも俺がつくしを好きな気持ちの方がずっと大きいと思うよ…?>
「あたしがどれだけ類の事が好きか…類は知らないでしょ…?」
<じゃあ…今度帰ったら、じっくり教えて…>

*

話し終えて、つくしが言っていた“電話線”という歌を調べてみた。

―――白い声を乗せた電話線は、夢中で空を駆けて行くの―――
そう始まるその歌は色鮮やかな光に溢れていて、軽やかに山を越え海を越え、まるで大空を疾走しているような気分になる。
きらめくようなピアノの音が跳ね、途中に痺れるようなエレキギターが唸る。

聞いていると眩しさに目がくらみそうなその曲は最後に“あなたの耳へ”と言う歌詞で終わる。

つくしの声はどんな色を放ちながら俺のところへ届くのだろう?

さしずめ、俺の声は偏西風に乗ってつくしの元へと駆けていくのか?


でも…
やっぱり声だけじゃダメだよ。
俺には抱きしめられる距離につくしが必要なんだ…

あと数日…
そうすればあんたを抱きしめられるから…今は声を送ろう…


Fin.


*****
私の大好きな矢野顕子の『電話線』
古い歌ですが、目くるめく海を、山を、草原を、駆け巡るような歌詞と煌めくピアノの音が大のお気に入りです。
家の固定電話ではなく今は携帯やスマホが主流ですが、有線か無線かと言うだけで電話は電話だ、と開き直りお話を書きました。

はい、例によってなんてことないお話です。

『ラーメン食べたい』もすきなんですよねー。
『春咲小紅』のようなメジャーな歌より、矢野顕子は知る人ぞ知る歌の方が好きです。

この方はご主人の坂本龍一のピアノを評して“まあまあ”と仰ったとか。
確かに上手いですもんね。ジャズテイストも含んで気持ち良いったら…


矢野顕子 電話線


矢野顕子 ラーメン食べたい



******
ランキングに参加しています。
皆様のポチッが励みになります。
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学


コメント


コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する