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  • Live to tell 9
    両親が亡くなってからの俺は、勉強もスポーツもその他の後継者としての諸々についてもただ義務的にこなしていただけだった。何にも関心が持てなかった。だからと言って拒否することさえ煩わしかった。黙って従っていれば周囲は俺に何も言わない、ただそれだけの理由。ソヒョンが喜ぶからヴァイオリンを弾いていた。ソヒョンが安心するから乗馬を続けていた。ソヒョンに関してだけ俺の心が動いた。親友たちはそんな俺の性格を良く解... 続きを読む
  • Live to tell 8
    俺達の中でもジュンピョの家族(特に女性)のインパクトは強烈だった。『鉄の女』と異名をとる母親は勿論のことだが、ジュンピョの姉も強烈を通り越して激烈とも言えた。何しろ唯一人“あの”ジュンピョを抑え込めるのだから…ジュンピョの姉、ク・ジュニ。少し年の離れたジュニ・ヌナ(姉さん)は仕事でほとんど家にいない両親に代わりジュンピョの世話をした。優しく、時に厳しく。誘拐などを警戒して幼い頃から護身術を叩き込まれ... 続きを読む
  • Live to tell 7
    幼稚舎から小等部に上がるにつれ、いつの間にか俺たちは『F4(Flower 4=花の4人組)』と呼ばれるようになっていた。俺たちの家柄と資産が桁外れだったことと持って生まれた容姿(これについては俺は全く無自覚で人に比べてどうだなんて思ってもいなかったが)の所為で、良くも悪くも周囲からは持て囃され、下心や打算で近づいてくるやつらばかりだった。生徒だけでなくその親達までもがそんな人間ばかりだったから、自然同じ境遇... 続きを読む
  • Live to tell 6
    ソヒョンが教えてくれた白馬の名前は『ルイ』。偶然だろうがブルボン王朝の王と同じ名前に、フランスを好むソヒョンらしい気がした。「ルイ、僕はジフだよ。ユン・ジフ。これからよろしくね」俺が話しかけながら背を撫でてやるとルイは俺に顔を摺り寄せてきた。この時、俺には人間よりも動物の方が気もちが楽なことを知った。その日はルイとのいわば『顔合わせ』だけで、その後ソヒョンと食事をして家に帰った。ソヒョンからプレゼ... 続きを読む
  • Live to tell 5
    ある年のクリスマス。「ジフ、メリークリスマス! ジフにプレゼントがあるの。一緒に来て?」「メリークリスマス、ソヒョン。どこに行くの?」「行けば解るから。さあ、乗って?」ソヒョンの家の車に乗せられ、どこへとも告げず車が走り出した。「僕からもソヒョンにプレゼントがあるんだ。…これ…」そう言いながらソヒョンに包みを差し出すと、本当に嬉しそうに微笑んでくれた。「ありがとう、ジフ、嬉しい。見ても良い?」優しく... 続きを読む
  • Live to tell 4
    あれから使用人は腫れ物を扱うように俺に接するようになった。笑顔の消えた俺を何とかしようと使用人たちが入れ代わり立ち代わり声をかけてくる。「僕、食べたくない」「ジフ坊ちゃま、ちゃんと召し上がられませんとお祖父さまがご心配なさいますよ」「ハラボジは僕が嫌いなんだ…僕の所為でアッパとオンマが死んじゃったから…」「そんな事はございません。お祖父さまはジフ坊ちゃまの事を心配しておいでです」「じゃあ、何故ハラボ... 続きを読む
  • 『PSYCHO-PASS』観てみた…
    いつもご訪問ありがとうございます。私の大好きな花男二次作家様の2周年記念のお話で知った『PSYCHO-PASS(サイコパス)』元来、心理関係のものに興味を引かれやすい体質(?)があり、やはり喰いついてしまいました。いままでこういった深夜アニメは見たことがありませんでしたが、友人に話すと「結構面白いものがあるよ」と言われました。You tubeで検索してるとばっちり引っかかりました。最初に目についた1話・3話・6話と観て... 続きを読む
  • Live to tell 3
    両親の葬儀には多くの大人たちに混ざって、俺の親友たちもやって来ていた。一丁前に黒の礼服を着せられて、さすがのあいつらも神妙な面持ちで。でも俺の頭を閉めていたのはハラボジの事で…あれ以来、家に寄りつかなくなったハラボジ…まるで俺を避けるように…俺は心の底からハラボジを求めていた。いつものように抱きしめて、―ジフヤ、大丈夫だ。儂がついているそう言って欲しかった…埋葬を終えて霊園を下って来たとき、前方に見え... 続きを読む
  • Live to tell 2
    俺が5歳の時のあの日、久しぶりに両親と一緒に出掛けていた。いつもは家の運転手の運転する車で出かけていたが、あの日は父が自ら運転する車に俺と母は乗っていた。久しぶりに両親と一緒に過ごせて俺は浮かれていた。自宅へ向かう車の中で俺はふざけて父の目を手で塞ぎに行った。「こら、ジフ。アッパは車を運転してるんだぞ? 危ないじゃないか」「そうよ、ジフ。いい子だからやめなさい」本気で怒るのではなく、穏やかに窘めら... 続きを読む
  • Live to tell 1
    父、ユン・ジュンソ、母、ハン・ヨンイン、そして祖父、ユン・ソギョン。俺の唯一無二の家族。その愛情を一身に受けて何の憂いもなく、ただひたすら幸せだったあの頃。祖父は当時大統領と言う公職に就いていた。スアム文化財団を率いる父を母が公私共に支えていた。忙しかったであろうことは今では想像に難くない。けれど俺は寂しいと思う暇もないほど幸せだった。物心ついた頃からの親友である他の3人より、俺はずっと愛情を与え... 続きを読む

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まーこ

Author:まーこ
花より男子《日本版:類つく、韓国版:ジフとジャンディ》や韓国ドラマの二次小説を書いています💕

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