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ご挨拶【2019年】

『黄水晶の夢』へようこそ。
当ブログ管理人の"まーこ"と申します。

元々は『花より男子』二次の"読み専"だったのですが、とうとう血迷ってYahooで2016年7月から『韓国版 花より男子』の二次を書いておりました。

そうこうするうちに二次を通じてお友だちになって下さった二次作家様にお誘いを受け、日本版も書き始めてしまいました。

Yahooブログは当初より『韓国版 花より男子 二次』を謳っておりましたため、日本版を載せ続ける事が憚られ、こちらFC2を立ち上げました。

2019年12月をもって、Yahooブログが終了する事を受け、Yahooより撤退しこちらに統合する事といたしました。

基本的にメインは『花より男子』の【類つく】と【ジフとジャンディ】ですが、韓国ドラマの二次等もあります。
その為(幅をもたせる為)に副題を『まーこの二次小説ファイル』としています。

原作者様、出版者様、その他の関係者様とは一切関係ありません。
非営利であくまでも個人的にファン活動の一環として行っているものです。

ですので、二次創作に対する理解のない方のご来訪はお断り申し上げます。
また、誹謗中傷もお断りします。

感想や応援のコメントは大歓迎です。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

まーこ





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風の坂道 12


レイプ未遂事件以後、身体に危害を加える虐めは無くなったものの、陰口や根も葉もない噂などの陰湿な虐めは無くならなかった。
そしてそんなある日、登校したジャンディをチラチラと見ながら生徒たちが声をひそめて話している。
教室に入ると一斉に視線が注がれ、黒板一杯に落書きされていた。

―男好き
―汚れた雌猫
―学校に来るな
―低俗女
―ジャンディ、死ね
―父親は誰?
―身の程知らず 消えろ
―中絶禁止

ジャンディを蔑み、嘲笑う生徒たち…

*

一方のF4ラウンジ。
「今日は静かだな」
イジョンの声にウビンが“あぁー”と理解する。
「待ってろよ。そのうち現れる。あのネズミが」
自信ありげなジュンピョにジフが訊ねた。
「今度は何をした?」
「なんだ、また助けてやる気か?」

ジフとジュンピョのやり取りが理解できずウビンとイジョンが“何の話だ?”と首を傾げる。
「もう止めろよ…」
ジフの静かな声にジュンピョが言い放つ。
「助ける気が無いなら、口を出すな」
「女相手にムキになるなよ…」
「お前にはアイツが女に見えるのか? 身の程知らずのクソブタだ。ブタでも犬でも俺様に楯突く奴は踏み潰す主義なのさ」

*

ジャンディは黒板の文字を片っ端から消していった。
そこにいつも率先してジャンディを侮辱している3人組が近づき、
「消し終わった? でも困ったわね? これはどうするの?」
そう言って目の前にスマホの画面を突き付ける。
“神話学園のK嬢が妊娠。K嬢はクム・ジャンディ”

黒板消しを叩き付け、自分の机に戻るとそこには雑巾の山。

「ねえ、みんな。なんだか悪臭がしない?」
「どれだけ汚れてるのかしら」
「汚れた女の臭いって…マジで最悪だわ」
「同じ教室で勉強できないわ」
好き放題に言い放ち、香水をまき散らす3人組。

目の前で繰り広げられる傍若無人な様にジャンディの中で何かが切れた。

「…もうダメ…我慢できない」
「我慢できなきゃどうするって言うの?」
3人組を見据えたまま机の上の雑巾を引っ掴み、ジャンディはF4ラウンジへと足を向けた。

ラウンジに現れたジャンディを見たジュンピョがニヤリとほくそ笑む。
「噂をすれば崖だな…」
F3に対して「俺の言った通りだろ?」と自慢げに言ってのける。

「謝っても遅いぞ」
澄ましたジュンピョを睨み付けてジャンディが口を開いた。
「お遊びはここまでよ。“警告”“退場”そのまんまあんたにお返しするわ!」
「おい、おまえ。それが謝罪か?」
「セレブは被害者が加害者に謝るの?」
言うと同時に手にした雑巾をジュンピョの顔に投げつけた。
「…んだとぉ?」
顏に貼りついた雑巾を床に叩き付けてジュンピョが立ちあがる。

自分より20㎝以上上背のあるジュンピョに向かって構えを取り、近づくジュンピョからじりじりと後ずさりながらもその目はジュンピョを睨み付けている。
その姿に何か感じるものがあるのか、珍しくジュンピョが戸惑いを見せる。
「おまえ…何する気だ…?」

F3は何が起こるのか興味津々で固唾を飲んで見守っている。

後ろは壁と言うところまで下がったジャンディ。
「言ったはずよ。お遊びはここまでって…あたしはちゃんと言ったからね!」
そう叫んだ瞬間!彼女は飛び上がると同時に、ジュンピョに回し蹴りを喰らわせていた。

後ろに倒れ込むジュンピョ。
驚くジフ。イジョンと顔を見合わせニヤリと笑うウビン。
キッとジャンディを睨み反撃しようとするジュンピョの先を制してジャンディが動く。
ずんずんと音がしそうな勢いで座り込んだままのジュンピョに歩み寄り、上から見下ろしたまま、
「あんた、あたしが男と手を繋ぐとこでも見たわけ? キスもした事無い清らかなあたしが妊娠?」
勢いに押されてさすがのジュンピョでさえも声が出ない。

が、彼女は更に畳み掛ける。
一歩、二歩、ずいっとジュンピョに近づくと、ジュンピョをねめつけながら手にした雑巾をジュンピョの顔に被せる。
「あんた…」
その雑巾を手に取り床に叩き付けたジュンピョにももはや怯むことも無い。
「今度汚い真似したらぶっ殺すわよ!!」
吠えるように言い捨て、もうここに用は無いとばかりラウンジを出て行く。

呆然とするジュンピョを余所に3人は楽しげに笑っていた。



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風の坂道 11


赤札を貼られて1週間。
相変わらず毎日のように嫌がらせや虐めが続く中をジャンディは何とかやり過ごしていた。

ラウンジで上機嫌なジュンピョを不思議に思ったウビンとイジョンがそれを指摘する。
ジュンピョから帰って来た答えに2人はジャンディがまだ逃げ出していないことを知った。
「結構手強いな」
ウビンの感想にイジョンが感心したように応える。
「F4に正面から挑んだ女は初めてだな」
「それは俺が手加減してやってたからさ」
余裕たっぷりにジュンピョが言い放った。


授業が終わり生徒たちが少なくなるのを待ってから帰ろうといつもの非常階段のある建物へとジャンディは向かっていた。
その校舎自体の使用頻度が少ないこともあり、普段から周囲にも学生の姿はほとんど無い。
なのにこの日は数人の男子生徒の姿があった。
嫌な予感がして踵を返したところで後ろにも男子生徒がいることに気付いた。
あわてて振り向くと先ほど目に入った男子生徒たちも四方から近づいてくる。

「何よ!あんたたち!!」
「よお、クム・ジャンディ」
「お前次第で俺達が赤札を撤回させてやるぜ」
「お前だって苛められんのはイヤだろ?」

じりじりと間を詰めてくる男子生徒たちの隙を縫って駆け抜けようとしたが、腕を掴まれ羽交い絞めにされてしまう。
「…いや…」
大声で叫びたいのに恐怖で喉が締め付けられたように小さな声しか出ない。
「仲良くしようぜ…」
「キモチよくしてやるよ」
ギラギラとした舐め回すような目つきの生徒たちはジャンディの上着を脱がせ、タイを外しブラウスのボタンを外していく。
ある者は身体を弄り、ある者はブラ越しに胸を掴み、ある者は膝の間に身体を割り入れ太腿を滑った手がショーツ越しに股間を弄る。

“いやっ…誰か…誰か助けて…”
必死に声を絞り出すジャンディ。
「お願い…やめて…いやっ…」

ジャンディに夢中になっていた学生たちは近づいてくる人物に気付かなかった。
突然―
一人の学生が腹を蹴りあげられ後ろにのけ反り倒れた。
他の学生がハッとした時には次々と蹴り倒されていた。
怒りに身を震わせながら起き上がった学生たちに更に拳が見舞われる。
彼らの目に映ったのは冷ややかな表情を貼りつけたユン・ジフの姿だった。
一瞬で全員の頭が冷える。

「…誰の差し金…?」
「あ、あの…これはジュンピョ先輩が…」
「…失せろ…」

氷を思わせる冷たく低い声に彼らは竦みあがり、蜘蛛の子を散らすように走り去った。

ジャンディへと目をやると肌蹴た胸元をかきあわせ制服の乱れを直そうとしているが、その手は小刻みに震えている。
ジフは落ちていたジャンディのジャケットを拾い上げると彼女の肩にそっと掛けてやった。
一瞬ビクリと肩を震えた。

「…助けてくれて…ありがとう…」
必死の思いでジャンディが感謝の言葉を絞り出す。

「…助けたんじゃない…こういうのが嫌いなだけだ…」
ジフ自身も戸惑っていた。面倒事が何よりも嫌いなはずなのに、どうして放っておけなかったのだろう…
「でも…ありがとうございました…」
ジャンディの言葉を聞きながらその場を後にしていた。


いままでジュンピョのすることなど関心もなく放っていた。
『F4の赤札』と言われていても、実際のところはジュンピョが気に入らない相手に仕掛けていただけで、ウビンやイジョンは悪乗りする程度でジフに至っては全く関わっていなかった。
なのに…なぜ今回は無性にイラつくのか…
この苛立ちを持て余して、ジュンピョの居そうなところに足が向かう。

ジュンピョの怒鳴り声が聞こえる。
「お前ら、勝手な事をするなっ!!」
「で、でも…“思い知らせてやれ”と…」
「俺は脅せと言っただけだ!」
「申し訳ありません…」
「退学したいのか? 消えろ! 不愉快だ!!」

ここでも奴らはビビりまくって尻尾を巻いて退散していく。
後ろからジュンピョに声を掛けた。
「“脅せ”…ね…」
「ジフ」
「本当にそう言っただけ…?」
「あ、当たりめぇだ! 俺を疑うのか?」
「わざと誤解させるような指示をしたんじゃないの? 今までは男相手だし、俺も関わるのが面倒だから放っておいたけど…女相手に犯罪行為はさすがに見過ごせないよ…」
「だから、違うって言ってるじゃねぇかよ!!」
「なら良いけど…これ以上するなら俺はF4なんて呼ばれたくないね…」
「……」

ギリッギリッと軋む音が聞こえそうなほど歯を食いしばるジュンピョの野獣のような目を真正面から見据えるジフの目もまた突き刺さる程に鋭かった。



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風の坂道 10


怒りの収まらないジュンピョは遊び場に出かけてもイライラし続けていた。
見かねたイジョンが「いつも通りにやればいいだろ?」と持ちかける。
今までそのことに思い至らなかったとばかり、上機嫌で「さすがだな」とイジョンの肩を叩いた。


翌日、登校したジャンディを遠巻きにチラチラと見ながら囁く生徒たち。
今日はまた何だろうとさして気にも留めずロッカーを開けると、赤地に金色の髑髏が描かれた紙が貼られている。

後ろから上がる声。
「出たわよ」
「2年B組クム・ジャンディ。赤札当選!!」
ヒョーッ!!と歓声とも嘲りともつかぬ声。生徒たちがお祭り騒ぎのように燥いでいる。

何をくだらない事を、その紙を剝がして踏みつけていた。
その赤い紙が何を意味するか考えもせずに…


その日からジャンディへの虐めが始まった。
教室に行けば机が無い。教科書には落書きされボロボロに引き裂かれ、見つかった机には悪口雑言が落書きされていた。

「誰?隠れてるなんて卑怯よ。誰なのよ!!」
その瞬間、卵が投げつけられる。頭から流れる卵に呆然としているジャンディに周囲のクラスメイトが一斉に卵を投げつけ始めた。

卵まみれになった制服を見て、ジャンディの頭に初めて制服を着た時のハラボジの笑顔と声が甦る。
―――おお、ジャンディ、良く似合っとるぞ―――

“あたしのためにハラボジが用意してくれた制服なのに…”
込み上げる悔しさに唇を噛み締め、精一杯の虚勢を張る。
「これで終わり?もっとやりなさいよ!!」

ありったけの卵を投げつけられ、頭から小麦粉を浴びせられた。
「おーい、誰か油を持って来いよ。あとは焼くだけだ」
「おいおい、チヂミかよ?」

何が楽しいのか下品に笑いながら、中にはビデオまでとる者のいる有様だった。
こんなことに負けるものかと流れ落ちそうになる涙を堪え、もっとやれば?と気丈に言い放つが、生徒たちの中にミンジを見つけ視線が合った瞬間、おどおどと申し訳なさそうに視線を逸らし逃げ出すミンジを見た瞬間、ジャンディの中に失望が押し寄せていた。


そんなジャンディの様子を面白そうに見ながらジュンピョとイジョン、ウビンが何日もつかと賭けていたことなど知る由もなく、学園内で唯一安心できる場所“非常階段”に来て、
「あたしを舐めるんじゃないわよっ! 負けるもんですか!! 絶対後悔させてやる! 大韓民国の庶民は意地と根性の塊よっ!!」

ジャンディの声が階下のジフの耳に届いてきた。
“今日も威勢がいいね…”
「…卵、何個分かな…小麦粉まで勿体ない…罰当たり…勿体ない…ホットケーキ何枚分かな…」
“あれ…なんか泣き声になってない…?”
俺は一つあくびをして起き上がった。
それに気付いた彼女はギョッとして振り向いた。
「だ、誰ですか?」
階段を登りながら俺は喋っていた。
「いつもうるさい子だな…落ち着いて眠れやしない…」
「ご、ごめんなさい…」
まごつきながら彼女が謝る彼女を改めてまじまじと見た俺はジュンピョが赤札を貼ったことに気が付いた。
彼女の全身は卵と粉にまみれていたから。
なぜそんな事をしたのか、その時は自分でも解らなかった。
泣きそうなのに泣くのを耐えている彼女を見て、俺はハンカチを出して顔を拭ってやるとその手にハンカチを握らせた。
彼女に背を向け立ち去ろうとする俺に彼女がおずおずと声を掛ける。
「…ハンカチ…」
「いらないよ」
振り返って告げる俺に彼女はなおも続ける。
「今度返します」
「もう来ないよ…誰かさんのせいでうるさいから…」
それだけ答え、俺は彼女を残して非常階段を後にした。


誰もいなくなった頃を見計らって教室に戻ったジャンディの目に、自分の机の上に置かれた体操着とぬいぐるみが映った。
不思議に思いながらぬいぐるみの正面に回ると、それは神話学園の制服を着た羊のぬいぐるみで、そっと手に触れると録音されたであろう音声が流れだした。
『ジャンディ、ごめんね…卑怯な私を許して…』
それはミンジの声だった。
その瞬間、ジャンディの表情が緩み嬉しそうにその羊の頭をくしゃくしゃと撫でていた。
横に置かれた清潔な体操着に手を這わせながら…

ミンジが置いてくれていた体操着に着替えクリーニング店に制服を預けると、ジャンディはソギョンへの言い訳を考えながら家路を急いだ。
世話になっているソギョンにこんなくだらないことで心配をかけたくなかったからだった。
転んで制服を汚してしまったという言い訳を幸いにもソギョンは疑う事なく、ただ“ケガはしなかったか?”と心配し、少しばかりのお説教だけで済ませてくれたのだった。



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風の坂道 9


一般庶民である自分に関わって来る者は誰もいないだろうと思っていたが、意外なことに自分に声を掛けてきた女の子がいたことに驚いていた。
あれから彼女はジャンディのお弁当のおかずをあれこれとつまみ、美味しいと喜んでいた。
お金持ちのお嬢様でも差別意識の無い人もいるのだと認識を改めたのだった。

だからと言って全員がそうでないことは明らかで、不愉快な思いはもうしたくないと翌日からジャンディは非常階段で弁当を食べることにした。
1階下にジフがいることなど全く気付いていない。

“…あの子だ…今日はここで弁当を食べるんだ…”
他人に興味などなく煩わしいとさえ思っている自分が、彼女の存在を不愉快に思うどころか、どこかで待ってさえいるのが不思議だった。


ジャンディは昨日声を掛けてきたミンジと友人になっていた。
放課後、ミンジに誘われて他愛無いお喋りをしながら学園内を散歩し、アイスクリームを食べていた。
「私、今まで友達がいなかったの。ジャンディと友達になれて嬉しい」
満面の笑顔ではしゃぐミンジにジャンディも笑いかける。
「あたしもミンジと友達になれて嬉しい。この学園はお金持ちばかりであたしみたいな庶民は相手にされないと思ってたから」
「そんな事関係ないわ。ジャンディは素敵よ」

はしゃいでブロックの上を後ろ向きに歩いていたミンジが足を踏み外しよろけた。
「ミンジ!」
手を取ろうとしたが間に合わずミンジは50㎝程の高さから転落し、その拍子に手にしたアイスクリームも落ちてしまった。
落ちたアイスは視線の先のいかにも高級そうな靴の上にべっとりとクリームを着けて字j面に転がり落ちていた。

ハッとミンジが顔を上げ靴の持ち主を見た時、そこに立っていたのはF4のク・ジュンピョだった。
ミンジは慌てて立ち上がり謝罪する。
「先輩。申し訳ありません」
だがク・ジュンピョは憮然とした表情であっさりと謝罪を退ける。
「何?…謝って済むなら法律も警察もいらねえな…」
「決してわざとでは…同じ靴を返します」
「おまえ、俺より金持ちか?」
「えっ?」
「それでも無理だ。フィレンツェの職人が作った1点物だからな」
「すみません…なら、私に出来る事なら何でもします。だから…」
「何でも…?」
「は、はい」

そこでジュンピョは一瞬フッと口角を上げると、静かに言い放った。
「なめろ」
自分が聞いたことがにわかには理解できず、えっと聞きかえすミンジに
「なめろよ」とジュンピョは自分の靴を前に出した。

一緒にいた3人のうちの2人は面白そうにニヤニヤと笑っている。残る1人は興味な下げに全く異なる方向に視線を投げている。

戸惑うミンジに「何でもするんだろ?」とジュンピョが追い打ちをかける。

たまりかねてジャンディが声を上げた。
「そのくらいで止めなさいよ!わざとじゃないし、謝ったでしょ?」
「何だこいつは…おい!2年。帰国したばかりか?ここはアメリカじゃないぞ。敬語を使え」

怯むことなくジュンピョを睨み据えるジャンディを尻目にウビンがジュンピョに耳打ちする。
「はーん、転入生っておまえか…出しゃばりキャラか?他人の事に口を出すな」
「他人じゃなくて友達だもの。金持ちの辞書に“友情”は無いみたいね」
「“友情”?」

“ジュンピョにここまで面と向かって言い返せるとは…怖いもの知らずだな…”
そんな考えが過ぎってつい頬が緩んだジフに気付くものはいなかった。

「それじゃあ、そのご立派な“友情”とやらを見せてもらおうか。…なめろ」
「何ですって…?」
「おまえが代わりになめれば許してやる」

意思の強そうな目はそのままに黙って一つ溜息を吐いて、ジャンディが膝を折る。
その姿を今にも泣きだしそうな表情で見守るミンジ。
弱肉強食のピラミッドの頂点と言わんばかりの尊大なジュンピョ。
所詮はこれでゲームオーバーかと、いつもと変わり映えのしない結末を予想して急速に興味を失くしていく2人。
相変わらず無関心な1人。

だが―――
予測した結末は覆された。
「やーっ!!」
奇声と共にジャンディが手にしていたアイスクリームがジュンピョの顔面を直撃していた。

予想だにしなかった反撃に虚を突かれたジュンピョが無様に尻餅を付き倒れ込む。
一転、後ろの3人は生き生きとした表情になり声に出さず笑いを堪えている。
ミンジは口を手で覆い、不安そうに成り行きを見守っている。

「おまえ、何しやがるっ!!」
「あんたが稼いだお金じゃないくせに!出しゃばりキャラですって?ハッ!七光りの勘違い野郎をとっちめるキャラよ。解った!?」

思い切りジュンピョに啖呵を切ると、ジャンディはポケットからお金を取り出し1枚、2枚、3枚とジュンピョに投げつけた。
「クリーニング代よ。セレブ価格で払ってあげるわ」

それだけ言い捨て、ジャンディはミンジを連れてその場を去って行く。

ジフは込み上げる笑いを堪える事ができなかった。横を見ればウビンもイジョンも同様で、ジュンピョだけがまるで狐につままれたように今の出来事が信じられず叫んでいた。
「何だ…あいつは何なんだよっ!!」



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Author:まーこ
花より男子《日本版:類つく、韓国版:ジフとジャンディ》や韓国ドラマの二次小説を書いています💕

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